美杉町から新鮮な真菰が届きました

2015.11.02(Mon)

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こちらのお野菜、ご存知でしょうか?
お写真ですと葱のようにも見えますが、「真菰筍」という、イネ科のお野菜でございます。

葱のような見た目、
「筍」という名前、
イネ科の植物、

そのお味は瑞々しくとうもろこしのような甘みがあり、
シャキっとした触感は筍とよく似ております。

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三重県ではこの「真菰」を生産している農家さんは少なくなく、
真菰の名前からついた地名、「菰野」という町もございます。

三重県の里の味、ぜひ伊勢すえよしでお楽しみくださいませ。
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Category: 里の幸

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地元が誇る、四日市ブランドのかぶ

2014.11.12(Wed)


四日市小林町にある蕪の見学にやってきました!

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ここで取られる蕪は「四日市蕪」のブランドで取引される高級食材で、
生産量のほとんどが京都、大阪への出荷が全体の8割を占めます。
京都では有名なお漬物屋さんでも素材にこだわり、ここの蕪を使われているそうです。

収穫時期を迎えた立派な蕪が整列しております。
このあたりで栽培されている蕪は『中かぶら』という種類のものです。
今日は蕪生産組合会長さんの佐藤さんの畑にお邪魔させていただきました。


なぜ四日市の蕪が美味しいかというと、この小林町という地域の土に特色があるそうです。
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素人目にもわかる、赤土です。
この赤土は乾くと非常に細かい粒で、サラサラとしているのですが、一度水を含むと粘土質になる性質があります。

美味しい蕪作りにはどうも、この赤土というのがキーワードとなってくるようです。
四日市小林町の蕪はすごく甘くて、香り高く、そしてみずみずしい最高級の蕪です。
反対にこの地域では、稲作というのができないともおっしゃっておりました。
ですので、四日市の蕪が美味しいといっても、この赤土のエリアだけでしか収穫されないのです。
(ちなみに、夏は馬鈴薯作りが盛んで、馬鈴薯と蕪の二毛作の農家が大半です)
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今回は採れたての四日市蕪を使って・・・

お料理、その1 冬のご馳走、かぶら蒸し

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ホワホワ、ホクホクと口の中でほろける食感
濃厚な蕪の甘味と香りが口の中に広がります
外が寒ければ寒いほど、体中に染み渡る一品です


お料理 その2 蕪の葉の菜飯

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先ほどのかぶら蒸しの仕込みの際に出た、『蕪の汁』をたっぷり使って炊き上げました。
作り方は素材の味を生かすため、シンプルに。
蕪の葉の部分を刻んで塩もみをしたものを炊き上がりに混ぜるだけなのですが、それがたまらなくおいしくできました!!
シャキシャキとした食感と炊きたてのご飯がよく合います。
蕪の汁を使ってお米を炊いたので、香りも旨みも調和が取れています。



この蕪は市場で大量に出回るものでないため大変貴重な物です。

もちろん東京で売ってるお店はありません。
伊勢すえよしではなんとか来シーズンまでにこの流通経路を確保して、東京の皆様に『冬のご馳走』を提供したいと考えております!

濃厚な蕪の甘味、ホロホロ、ホクホクの美味しさ
伊勢すえよしの冬のご馳走をご期待くださいませ。

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知られざる三重の高級野菜、ずいき

2014.10.17(Fri)

ずいき2
「芸濃ずいき」という野菜、ご存知ですか?
里芋の茎の部分で、高級食材として取引されている野菜です。
三重の伝統野菜として昭和初期から栽培されているものの、
生産量の95%が京都市場で取引され、
一般家庭にはほとんど登場しないかと思います。

どの部分を食べるか、と言いますと、
写真に写っている紫色の茎の部分を食べます。
みずみずしくシャキシャキとした触感で、
見た目にも鮮やかな色をしているので料理に華やかさを足してくれます。
ずいき1

今回は津市芸濃町にあるこがいさんの農園にて、
芸濃ずいきの収穫を見学させていただきました。
ずいき3

葉の形からもお分かりいただけるように、
ずいきは蓮の仲間なので、畑となるのは沼。
しかもアクが強いので、収穫用の手袋はボロボロ。
収穫にはとても体力が必要だそうです。

そんな中、初めて会う私に対して、
丁寧にずいきのことを教えてくださり、
さらにずいきを使ったオリジナルレシピを書いてくださり、
さらにはそのレシピで作った手料理をお土産に下さいました・・・!

こがいさんの、ずいきへの愛がしみ込んだ手料理。
今まで食べたずいきの中で一番美味しかった気がします。

こがいさんの気持ちを、
すえよしの料理に盛り込んでまいりますので
楽しみに待っていてください!

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11:53 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

100年続く食「財」へのひたむきな探求心が作り出す、味噌 〜伊勢蔵〜

2014.10.14(Tue)

日本料理には無くてはならない調味料、味噌、醤油。
図1

日本の文献に初めて登場したのは701年、大宝律令に記述されている「未醤」が
起源とされ、日本で独自に進化したものが味噌だと言われています。
全国的に使われている辛口味噌、
中国・四国地方で見られる甘口味噌、
京都などの近畿地方に代表される甘味噌、
中京地方独特の豆味噌、、、
といった風に、地域ごとに味の違いがあったり、色が違ったりと
歴史が深く、奥が深い調味料です。

伊勢すえよしでは、調味料も三重県の極上のものをとこだわり、
2014年で創業100周年を迎える四日市の味噌醤油蔵、伊勢蔵さんを見学させていただきました。
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お醤油、味噌を作っている現場を見せていただくのは初めての経験です。
木造の建物に、木製の樽。生きた麹菌を五感で感じます。
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味噌、醤油ともにたくさんの種類があるため、
それぞれに製法が違い、成分の数値なども全て変わってくるそうです。
杜氏(とうじ)さんからの説明はとても専門的で、大変貴重な内容でした。
あらゆるものの機械化が進む現代において、
味噌や醤油を人の手で作り続け、この四日市で100年間商いをされていらっしゃる伊勢蔵さん。
他のものと比べて2倍から4倍も旨味の高い、最高級の味噌と醤油。
食財へのひたむきな情熱と、探求心を感じずにはいられない一日となりました。
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また、味噌は主原料が大豆であることから、良質のたんぱく質や疲労回復に効くビタミンB1が豊富です。
血圧やコレステロール値を抑える効果もあります。
味噌は、万能な調味料であるとともに、昔の人にとって貴重な栄養源でもあったのです。

少々お値段は張りますが、杜氏さんの技と熱がこもった醤油とお味噌、
すえよしでもご堪能いただけます。
本当に美味しいですよ。

▼こちらで伊勢蔵さんの美味しいお醤油を購入できます▼
http://www.isegura.com/

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Category: 里の幸| Tag: 伊勢蔵 | Tag: 味噌

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西麻布の割烹料理店「伊勢 すえよし」です

住所: 東京都港区西麻布4-2-15 水野ビル3階
営業時間: 17:00-23:30(最終入店20:00)
*現在新型コロナウイルス対策のため行政の指示に則った営業時間とさせていただいております。

電話番号:03-6427-2314
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定休日:不定休

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