四日市小林町にある蕪の見学にやってきました!

ここで取られる蕪は「
四日市蕪」のブランドで取引される高級食材で、
生産量のほとんどが京都、大阪への出荷が全体の8割を占めます。
京都では有名なお漬物屋さんでも素材にこだわり、ここの蕪を使われているそうです。
収穫時期を迎えた立派な蕪が整列しております。
このあたりで栽培されている蕪は『中かぶら』という種類のものです。
今日は蕪生産組合会長さんの佐藤さんの畑にお邪魔させていただきました。
なぜ
四日市の蕪が美味しいかというと、この小林町という地域の土に特色があるそうです。

素人目にもわかる、赤土です。
この赤土は乾くと非常に細かい粒で、サラサラとしているのですが、一度水を含むと粘土質になる性質があります。
美味しい蕪作りにはどうも、この赤土というのがキーワードとなってくるようです。
四日市小林町の蕪はすごく甘くて、香り高く、そしてみずみずしい最高級の蕪です。
反対にこの地域では、稲作というのができないともおっしゃっておりました。
ですので、
四日市の蕪が美味しいといっても、この赤土のエリアだけでしか収穫されないのです。
(ちなみに、夏は馬鈴薯作りが盛んで、馬鈴薯と蕪の二毛作の農家が大半です)

今回は採れたての
四日市蕪を使って・・・
お料理、その1 冬のご馳走、かぶら蒸し

ホワホワ、ホクホクと口の中でほろける食感
濃厚な蕪の甘味と香りが口の中に広がります
外が寒ければ寒いほど、体中に染み渡る一品です
お料理 その2 蕪の葉の菜飯

先ほどのかぶら蒸しの仕込みの際に出た、『蕪の汁』をたっぷり使って炊き上げました。
作り方は素材の味を生かすため、シンプルに。
蕪の葉の部分を刻んで塩もみをしたものを炊き上がりに混ぜるだけなのですが、それがたまらなくおいしくできました!!
シャキシャキとした食感と炊きたてのご飯がよく合います。
蕪の汁を使ってお米を炊いたので、香りも旨みも調和が取れています。
この蕪は市場で大量に出回るものでないため大変貴重な物です。
もちろん東京で売ってるお店はありません。
伊勢すえよしではなんとか来シーズンまでにこの流通経路を確保して、東京の皆様に『冬のご馳走』を提供したいと考えております!
濃厚な蕪の甘味、ホロホロ、ホクホクの美味しさ
伊勢すえよしの冬のご馳走をご期待くださいませ。
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